問 1
臥位に比べて座位で採血したときに高値となる血清成分はどれか. 2つ選べ.
- 尿酸
- 総蛋白
- カリウム
- カルシウム
- クレアチニン
2 , 4
問 2
測定法の正確性の評価法でないのはどれか.
- 直線性試験
- 特異性試験
- 添加回収試験
- 同時再現性試験
- 干渉物質の影響試験
4
問 3
尿沈渣のSternheimer染色標本を示す. 考えられるのはどれか.

- 硝子円柱
- 脂肪円柱
- 上皮円柱
- 赤血球円柱
- 白血球円柱
1
問 4
尿中成分と疾患・病態の組合せで誤っているのはどれか.
- 亜硝酸塩 − 急性糸球体腎炎
- ケトン体 − 飢餓状態
- ビリルビン − 閉塞性黄疸
- ヘモジデリン − 溶血性貧血
- BenceJones蛋白 − 多発性骨髄腫
1
問 5
糞便の性状と疾患の組合せで正しいのはどれか.
- 脂肪便 − 慢性膵炎
- 粘血便 − ロタウイルス腸炎
- 緑色便 − カンピロバクター腸炎
- タール便 − 直腸癌
- 白色水様便 − 潰瘍性大腸炎
1
問 6
幼虫移行症を起こすのはどれか. 2つ選べ.
- 鞭虫
- 旋尾線虫
- 無鉤条虫
- 有棘顎口虫
- 日本住血吸虫
2 , 4
問 7
糞便検査で見いだされた体長約350μmの幼線虫を示す. 虫種を確定するために行う検査はどれか.

- 厚層塗抹法
- 薄層塗抹法
- ろ紙培養法
- 飽和食塩水浮遊法
- ショ糖遠心沈殿浮遊法
3
問 8
プラスミドで誤っているのはどれか.
- 核内で複製される
- 環状のDNAである
- 接合によって伝達される
- 薬剤耐性因子の つである
- 染色体とは独立した遺伝体である
1
問 9
染色体の構造と細胞周期について正しいのはどれか.
- テロメアは染色体の中央に位置する
- 核膜が消失するのは細胞周期のS期である
- 体細胞が分裂するたびにテロメアは短くなる
- テロメアは細胞分裂時の紡錘糸の着糸点となる
- DNA量が増加するのは細胞周期のM期である
3
問 10
Klinefelter症候群の核型はどれか.
- 45 , X
- 46 , XY
- 47 , XXY
- 47 , XYY
- 47 , XX , +21
3
問 11
拍動を触診できない動脈はどれか.
- 総頸動脈
- 腕頭動脈
- 腋窩動脈
- 膝窩動脈
- 後脛骨動脈
2
問 12
RNAウイルスはどれか. 2つ選べ.
- EBウイルス
- アデノウイルス
- インフルエンザウイルス
- サイトメガロウイルス
- デング熱ウイルス
3 , 5
問 13
全身性エリテマトーデスSLEの特徴として正しいのはどれか. 2つ選べ.
- 光線過敏症が出現する
- 高齢者になってから発症する
- 男性に多い
- 白血球が増加する
- 発熱がみられる
1 , 5
問 14
陽性の場合 , 確定診断に適している検査の特徴はどれか. 2つ選べ.
- 感度が高い
- 特異度が高い
- 陰性適中率が高い
- 陰性尤度比が高い
- 陽性尤度比が高い
2 , 5
問 15
髄液検査で細胞数4 /μL , 蛋白質76 mg / dL , グルコース52 mg/dLであった. 考えられるのはどれか.
- Guillain-Barré症候群
- 化膿性髄膜炎
- くも膜下出血
- 結核性髄膜炎
- 日本脳炎
1
問 16
急性心筋梗塞の心電図を示す. 梗塞部位で正しいのはどれか.

- 広範囲前壁
- 前壁中隔
- 側壁
- 下壁
- 純後壁
4
問 17
血管内皮機能検査はどれか.
- 加速度脈波〈 APG 〉
- 指尖容積脈波〈 DPG 〉
- 脈波伝播速度〈 PWV 〉
- 足関節上腕血圧比〈 ABI 〉
- 血流依存性血管拡張反応〈 FMD 〉
5
問 18
健常成人における呼吸運動とその調節について正しいのはどれか.
- 呼吸中枢は大脳皮質に存在する
- 横隔膜の収縮により吸気が生じる
- 安静呼気は呼気筋の能動的収縮により生じる
- 動脈血酸素分圧の低下により換気は減少する
- 動脈血二酸化炭素分圧の上昇により換気は減少する
2
問 19
ガス希釈法による測定が必要な肺気量分画はどれか.
- 肺活量
- 一回換気量
- 最大吸気量
- 予備呼気量
- 機能的残気量
5
問 20
静肺コンプライアンスが上昇するのはどれか.
- 肺気腫
- 肺線維症
- 高度肥満
- 神経筋疾患
- 脊柱側弯症
1
問 21
肺拡散能〈 DLCO 〉が高値を呈するのはどれか.
- 貧血
- 喫煙者
- 肺気腫
- 間質性肺炎
- 高地での測定
5
問 22
心窩部斜走査による超音波像を示す. 矢印で示すのはどれか.

- 音響陰影
- 外側陰影
- 鏡面現象
- 多重反射
- 後方エコー増強
1
問 23
総頸動脈の超音波像を示す. 内中膜複合体厚IMTはどれか.

- ①
- ②
- ③
- ④
- ⑤
3
問 24
脂肪肝の超音波所見はどれか. 2つ選べ.
- 肝実質粗
- 肝表面不整
- 深部エコー増強
- 肝内脈管の不明瞭化
- 肝腎コントラスト増強
4 , 5
問 25
有髄神経の伝導で正しいのはどれか. 2つ選べ.
- 一方向性伝導
- 減衰伝導
- 絶縁性伝導
- 跳躍伝導
- 変行伝導
3 , 4
問 26
脳波で3 Hzの棘徐波複合がみられるのはどれか.
- Alzheimer型認知症
- Creutzfeldt-Jakob病
- 肝性脳症
- 欠神発作
- もやもや病
4
問 27
聴性脳幹誘発電位〈 ABR 〉でⅢ波の起源はどれか.
- 下丘
- 外側毛帯
- 蝸牛神経核
- 上オリーブ核
- 内側膝状体
4
問 28
運動神経伝導速度検査に適さない神経はどれか.
- 脛骨神経
- 尺骨神経
- 正中神経
- 橈骨神経
- 腓腹神経
5
問 29
分子ふるい効果を原理とするのはどれか.
- 薄層クロマトグラフィ
- ろ紙クロマトグラフィ
- ゲルろ過クロマトグラフィ
- イオン交換クロマトグラフィ
- アフィニティクロマトグラフィ
3
問 30
競合法を原理とする免疫測定法が適するのはどれか. 2つ選べ.
- CEA
- CA125
- ジゴキシン
- ミオグロビン
- アルドステロン
3 , 5
問 31
イオン選択電極を用いたクロールの測定において正誤差の要因となるイオンはどれか. 2つ選べ.
- 臭素
- ヨウ素
- カリウム
- リチウム
- ナトリウム
1 , 2
問 32
検査項目と呈色試薬の組合せで誤っているのはどれか.
- カルシウム − アルセナゾ-Ⅲ
- マグネシウム − ο-クレゾールフタレインコンプレクソン
- 無機リン − モリブデン酸
- 鉄 − バソフェナンスロリン
- 銅 − バソクプロイン
2
問 33
HbA1cが偽高値を示すのはどれか.
- 出血
- 輸血
- 鉄欠乏状態
- 脾機能亢進
- 溶血性貧血
3
問 34
リポ蛋白リパーゼ〈 LPL 〉の活性化に関与するアポリポ蛋白はどれか.
- アポA1
- アポB48
- アポB100
- アポC2
- アポE
4
問 35
ビウレット法について正しいのはどれか.
- 反応は強酸性下で行う
- 測定波長は630nmである
- アルブミンの測定法である
- 鉄イオンとの錯体を検出する
- 呈色はペプチド結合の数に比例する
5
問 36
濃度を窒素量として表示するのはどれか. 2つ選べ.
- 尿素
- 尿酸
- ビリルビン
- アンモニア
- クレアチニン
1 , 4
問 37
血清CK活性の測定において 分間の吸光度増加量が0.07であった. この血清のCK活性として正しいのはどれか. ただし , NADPHのモル吸光係数6.3×103L・mol-1・cm-1 , 試料量10μL , 試薬量350μLとする.
- 25U / L
- 50U / L
- 100U / L
- 200U / L
- 400U / L
4
問 38
日本臨床化学会JSCC勧告法による酵素活性測定で可視部測定項目はどれか.
- CK
- LD
- ALP
- ALT
- AST
3
問 39
血中薬物モニタリング〈 TDM 〉を行わないのはどれか.
- リチウム
- タクロリムス
- テオフィリン
- フェニトイン
- プレドニゾロン
5
問 40
骨吸収マーカーはどれか. 2つ選べ.
- オステオカルシン〈 OC 〉
- デオキシピリジノリン〈 DPD 〉
- 骨型アルカリホスファターゼ〈 BAP 〉
- Ⅰ型コラーゲン架橋N末端テロペプチド〈 NTx 〉
- Ⅰ型プロコラーゲンC末端プロペプチド〈 PICP 〉
2 , 4
問 41
甲状腺ホルモンの作用でないのはどれか.
- 成長促進
- 発汗増加
- 心拍数増加
- 基礎代謝低下
- 消化管の糖吸収促進
4
問 42
コレステロールから生合成されないのはどれか.
- アドレナリン
- コルチゾール
- アルドステロン
- テストステロン
- エストラジオール
1
問 43
疾患マーカーと病態の組合せで正しいのはどれか.
- KL-6 − 細菌性肺炎
- シスタチンC − 肝不全
- プロカルシトニン − 敗血症
- 脂肪酸結合蛋白〈 FABP 〉 − 脳梗塞
- 脳性ナトリウム利尿ペプチド〈 BNP 〉 − 腎不全
3
問 44
推算糸球体濾過量eGFRの計算に用いるのはどれか. 2つ選べ.
- 性別
- 尿量
- 体表面積
- 血清クレアチニン値
- 尿中クレアチニン値
1 , 4
問 45
病理解剖時に摘出された臓器の肉眼写真を示す. 臓器はどれか.

- 肺
- 肝臓
- 脾臓
- 膵臓
- 腎臓
2
問 46
中皮細胞を認めるのはどれか.
- 鼻腔
- 副鼻腔
- 口腔
- 心囊腔
- 関節腔
4
問 47
炎症について正しいのはどれか.
- 発赤は晩期に出現する
- 組織球は初期に出現する
- 四徴には搔痒が含まれる
- 化学的原因には放射線被ばくがある
- ケミカルメディエータにはプロスタグランジンがある
5
問 48
胃癌について正しいのはどれか.
- 胃ポリープは高率に癌化する
- スキルス癌〈 硬癌 〉は予後が良い
- 早期癌にはBorrmann分類を用いる
- 子宮体部への転移巣をKrukenberg腫瘍という
- 早期癌の定義ではリンパ節転移の有無を問わない
5
問 49
固定液と組成の組合せで正しいのはどれか.
- PLP固定液 − ピクリン酸
- 中性ホルマリン − 硫酸ナトリウム
- 等張ホルマリン − 塩化ナトリウム
- ブアン〈 Bouin 〉液 − パラホルムアルデヒド
- カルノア〈 Carnoy 〉液 − トリクロロ酢酸
3
問 50
クリオスタットによる凍結切片標本作製法について正しいのはどれか.
- 引き角は90度である
- 薄切温度は-80℃である
- 組織はゆっくり凍結する
- 凍結前にアルコール固定する
- 包埋剤はパラフィンを用いる
1